夏こそ冷え対策を!


夏は暑くて当たり前なのですが、その暑い夏こそ冷え対策が必要だということをご存じですか?反対に、冬は寒くて当然ですが、自然と厚着をし、コタツや暖房の効いた部屋で過ごしますので、手足の先は冷たくても、体の芯まで冷えるということは意外とないものです。

夏は誰もが薄着でもあり、沢山の汗をかきます。そして、一昔前に比べるとどこの家庭にもエアコンが完備され、街に出ても今や冷房は当たり前…その、汗を吸ったシャツなどを着たまま涼を求めて冷房の効いた場所へと駆け込んでいきます。

冷房の効いている場所は湿度も低く、汗で湿ったシャツなどは短時間で乾いてしまいます。この、水分が蒸発するときに気化熱が発生し、一気に体温を奪ってしまうのです。

更に、冷たい風が直接当たると局所の血管は収縮し、血流が悪くなります。すると、慢性の腰痛や神経痛・膝痛などをお持ちの方は痛みが増す結果となります。

「冬はなぜ太る?」 のページにも書いているように、寒いと運動量は減りますが、ちょっと動いただけでも汗をかく夏は、夏バテへの警戒もあって冬よりも運動量が減ったりする人もいます。

冷房によって血管は収縮…運動量は減って更に血流は悪化…痛みが増して当然ですね。ですから、冷え性の方はもちろん、慢性痛をお持ちの方も夏にこそサポーターなどを用いて冷え対策を行なってください。バッグの中などには肩にも膝にも掛けられるような薄いショールなどを用意しておくと良いでしょう。

汗を吸った肌着などはなるべくこまめに着替えるようにしましょう。エアコンや扇風機の風に直接当りたい時は、汗をよく拭いてからにしましょう。

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